Live Act Tulip 2005〜Hope〜コンサート報告
（２００５年１１月１０日　ＮＨＫホール）

２００５年１１月１０日　ＮＨＫホール

２００２年以来、３年ぶりに再び我々の前にチューリップのメンバーが戻ってきました。今回のツアー名は「ＬＩＶＥ　ＡＣＴ　Ｔｕｌｉｐ ２００５〜Ｈｏｐｅ〜」今回のツアーを行うにあたって、久々に新曲「Hope」を書き下ろしたことにちなんで、このツアー名になったとのことです。
実は、３年前（２００２年）にコンサートを行っていて、コンサートレポートを書くつもりが、結婚してから数ヶ月経っていなかったために、最後まで書くことができなかった状態でした。
で、札幌に住みながら「なぜＮＨＫホールで？」とお思いでしょうが、実は９月に札幌（北海道厚生年金会館）でコンサートを行われた時には名古屋でのウォーキング大会と重なっていたので行くことが出来なかったのです。そこで、ツアースケジュールと照らし合わせた結果、１１月のＮＨＫホールが入っていたので、実家に里帰りする名目を作ってコンサート上京をした次第でした。

１１月の東京でのコンサートは、ＮＨＫホール２日間。その初日に行きました。ＮＨＫホールへは行くのは約１５年（？）ぶり。スタジオパークも当然ない時代。ＮＨＫが見えてきてからホールまで随分長く歩いた感じでした。
この日の席は１階５列目１４番。前から５番目を期待していたものの、実はその前に８列ぐらいったために、ステージまではかなり距離がありました。
今回はひとりでこの会場に乗り込みました。会場では、昔会ったことのある方々にお会いできるかも（？）と期待したのですが、なにしろ関東を離れて３年経っていたことと、初日に誰が来るのか？状況がつかめなかったので、コンサートが終わるまで一人で見ることにしました。（結局、終了後も誰にも会うことなかったのです。）

会場に入ると今回のツアーのＧｏｏｄｓが色々並んでおりました。パンフレットの他にＴシャツ、携帯電話用ストラップ・・・など売っておりましたが、あえなくパンフレットを購入しただけで断念。ロビーを一周して席に行きました。

コンサートは予定より１０分遅れて、７時１０分に始まりました。
今回は２部構成で、１部の始まりはなんと「生ギターコーナー｣。終始座ったまま、リラックスした気分で効くことが出来ました。
生ギターコーナーは５曲。５曲の演奏が終わると、足早にセッテングされている楽器へ移動。そして、バンドでの１曲目が始まったとたん、ほぼ総立ち状態。その時は曲のタイトルは出てこなかったものの、メロディと歌は素直に出てきて、いつの間にかメンバーと一緒に歌っていました。１曲目が終わると、次第に座っていきました。
９曲目に今回のツアータイトルである新曲「Hope」を披露。耳にしたのが初めてだったのですが、財津さんらしい詞と曲だったと感じました。
メンバーの衣装は１部、２部で変わっておりました。安部さんは１部ではスーツ、２部ではラフなスタイルに変わっていた以外、メンバーは１部２部でシャツを着替えた程度。アンコールの時には今回のツアーグッズの中にあるTシャツを着て登場しました。
ＭＣの大半は財津さんでしたが、財津さん以外に喋ったのは安部さんだけ。以前はメンバー一人ひとりが喋った時がありましたが、今回は淡々と曲とＭＣが進行していきました。

途中１０分の休憩が入りました。休憩時間はトイレに駆け込み人が多く、遅れてトイレに駆け込んだ為、トイレを出てところですぐに第２部が始まるという状態でした。
第２部の曲は、姫野さんの歌が大半。姫野さんのしっとりとした歌声は、３年前、５年前･･･と変わらずでした。ステージでの様子は伺えなかったものの、かなりの大汗が出ていたことでしょう？？
こうして「懐かしさ」に浸っている間もなく、あっという間に本編最後の曲に。「Someday Somewhere」が流れてきた時、ステージの上部には星空をイメージした数々の電球。次の曲「Shooting Star」が演奏されはじめた時、エンディングになると流れ星が流れる仕組み（今までのコンサートではこのような設定になってました。）を期待したものの、今回は流れ星は出現しませんでした。
こうして、約２時間。コンサートの本編は終了しました。

本編が終わると、当然アンコールの拍手が。しばらくすると、ツアーTシャツを着たメンバーが再びステージに。
アンコール1曲目から総立ち。メンバー一人ひとりの個性が出ていました。
そして、最後の「魔法の黄色い靴」は観客一人ひとりが主役。ステージ、客席が一体となっての大合唱。こうして、再びめぐり合えたチューリップのコンサートは、午後９時２０分に終了しました。

★この日の曲目

◆第１部
生ギターコーナー
1.恋のドラキュラ
2.箱入り娘
3.ムトウス
4.子牛のロー・カウジー
5.悲しみに挨拶を

バンドスタイル
6.私のアイドル
7.夏色のおもいで
8.神様に感謝をしなければ
9.hope
10.風のメロディ

−休憩−（約１０分）

◆第２部
11.I am the Editor(この映画のラストシーンは、ぼくにはつくれない）
12.この小さな掌(詩歩子へ）
13.ぼくがつくった愛のうた〜いとしのEmily〜
14.悲しきレイン・トレイン
15.虹とスニーカーの頃
16.青春の影
17.心の旅
18.Someday Somewhere
19.Shooting Star

◆アンコール
20.銀の指環
21.早くおいで
22.エジプトの風
23.夢中さ君に
24.魔法の黄色い靴

個人的な感想
今回の構成、内容とも納得のいくものでした。
メンバーは段々年を重ねていﾙために「休憩」が入るようになったのか？それとも、このコンサートのコンセプトなのか、２部構成にはちょっと疑問に思いました。

チューリップのファンは、３０代、４０代、５０代・・・と年齢が上ってきているようですが、今回も小さなお子様連れが何名がいたようで、２打に渡ってチューリップのファンがきっとまた増えるのかなぁ･･・と、ちょっと期待している状態です。
次の再結成は、デビュー３５周年の頃だと思っています。懐かしい名曲と、変わらない歌声を、いつまでも私たちの前に届けてほしい･･と、感じながら会場を後にしました。