１９９７年７月２０日。毎年恒例の「野音で遊ぶ」という野外ライブ が行われました。
今回の出演メンバーは｢フュージョン通だったら泣いて喜ぶ｣というほど、豪華な顔ぶれが集まりました。
和泉さんとカシオペアの向谷さんがある雑誌で対談した時に野音の話が出てきたそうで、話を進めているうちに、Ｂｉｇな顔ぶれの共演が実現したということです。

野呂一生、向谷実、鳴瀬善博からなるカシオペア、元スクエアの伊東たけし、神保彰＆櫻井哲夫のユニットＪＩＭＵＳＡＫＵ、そしてＴスクエアという５０００円のチケット代は絶対に損はしなかった！という、思い出の野音となりました。

入場すると伊東たけしと本田雅人がＥＷｌを吹いているＡＫＡＩのホスター（確か２人のサインも入っていた？）が飾られていて、のどから手が出したい程欲しかったです。（仕方なく２、３分じーっと見てました。）席も真ん中よりちょっと上の方だったものの、ステージは良く見えました。もちろんお天気は近年無く雨が降りませんでした。

開演と同時にこの日のメイン司会である和泉さんと向谷さんのＭＣで始まりました。
４バンドも出演するのですから、２人のＭＣとともにセッテングという進行で、観客も飽きさせないものでした。
またこのライブの特徴として「めったに見られないセッション」がありました。
カシオペアの時には本田雅人、伊東たけし＆ＪＩＭＳＡＫＵの時にはカシオペアの野呂一生、Ｔスクエアの時には伊東たけしとカシオペアの向谷実、そしてドラム＆ベース５人編成のバンド、懐かしのＯＴＴＯＴＲＩＯ（安藤さんはしきりに恥ずかしがっていました。）、そして最後に出演者全員の大セッションで幕を閉じたものでした。

観客は７割以上がＴスクエアのファン。それでも、カシオペアの名曲「ＡＳＡＹＡＫＥ」で席を立った人がいたり、伊東たけしの場面でも少々立ってた人がいました。当然スクエアの時には最初から総立ちで、アンコールまで一気に駆け抜けていきました。
このライブの模様は８月にＴＯＫＹＯＦＭで放送されたのですが、１時間という短い放送時間だったので、特にアンコールの大セッションは完全に放送して欲しかった…と思いました。

このライブでやった曲目

カシオペア

１．ＦＩＧＨＴ ＭＡＮ
２．ＤＯＭＩＮＯ ＬＩＮＥ
３．ＧＯＬＤＥＮ ＷＡＶＥＳ
４．ＪＵＳＴ ＯＮＥ ＷＡＹ
５．ＴＨＥ ＭＩＮＤ ＱＵＡＫＥ（ＷＩＴＨ本田雅人）
６．ＳＹＰＥＲ ＳＯＮＩＣ ＭＯＶＥＭＥＮＴ
７．ＴＲＡＮＣＥ ＥＶＯＬＵＴＩＯＮ
８．ＡＳＡＹＡＫＥ

伊東たけし＆ＪＩＭＳＡＫＵ

１．ＤＩＳＰＥＮＴＩＯＮ
２．ＭＡＲＢＬＥＳ
３．２６１ ＢＲＯＡＤＷＡＹ
４．ＡＬＩＳＡ
５．ＢＬＡＺＥ ＯＦ ＰＡＳＳＩＯＮ（ＷＩＴＨ野呂一生）
６．ＷＨＯ‘Ｓ ＣＡＬＬＩＮＧ ＭＥ？
７．Ａ ＬＩＴＴＬＥ ＰＹＴＨＯＮ
８．ＷＯＬＶＥＲＬＩＮＥ−野音の夜 和泉＆向谷−

Ｔスクエア

１．夜明けのビーナス
２．ＤＡＩＳＹ ＦＩＥＬＤ
３．ＢＡＤ ＢＯＹＳ＆ＧＯＯＤ ＧＩＲＬＳ
４．ＳＡＭＵＲＡＩ ＭＥＴＲＯＰＯＬＩＳ
５．ＨＡＲＤＢＯＩＬＤ（ＷＩＴＨ 向谷実）
６．ＢＩＧ ＣＩＴＹ（ＷＩＴＨ 伊東たけし）
７．ＭＥＧＡＬＩＴＨ
８．ＬＩＴＴＬＥ ＭＡＲＭＥＩＤ

アンコール
１．リズムタイでゴー（則竹裕之、神保彰、櫻井哲夫、鳴瀬善博、須藤満のドラム２×ベース３のセッション）

ＯＴＴＯＴＲＩＯの登場（是方博邦、野呂一生、安藤まさひろがメイン）
１．ＢＯＹＳ ＢＥ ＡＮＢＩＴＯＵＳ
２．ＭＲ．ＭＯＯＮ
３．ＧＵＩＴＡＲ ＣＵＢＩＣ

出演者全員による大セッション
１．ＧＥＴ ＢＡＣＫ