Ｔスクエアのアルバム考察�U（１９８４−１９９０）

＊……お勧めのものです。

1. Ａｌｌ Ａｂｏｕｔ ｕｓ^＊ １９８４年１１月１２日発売
   ザ・スクエアとしての２枚目のBest。「Ｔｒｕｔｈ」以前の代表曲ばかりだと思います。スクエア入門として、伊東たけし在籍時としての最高のBest盤です。
   １．All About You(From ｢Adventures｣)
   ２．Kimi wa HURRICANE(From ｢うち水にRainbow｣)
   ３．Kyakusenbi no Yuwaku(From ｢脚線美の誘惑｣)
   ４．Night Dreamer(From ｢Adventures｣)
   ５．Kapiolani no Tohri ame(From ｢うち水にRainbow｣)
   ６．Stiff Nails (From ｢Make Me A Star｣)
   ７．Travelers(From ｢Adventures｣)
   ８．Loves Still Burnin'(From ｢脚線美の誘惑｣)
   ９．Rodan(From ｢Adventures｣)
   １０．Hank & Cliff(From ｢うち水にRainbow｣)
   １１．Hawaii He Ikitai(From ｢脚線美の誘惑｣)
   １２．Sabana Hotel(From ｢うち水にRainbow｣)
   
2. Ｓ・Ｐ・Ｏ・Ｒ・Ｔ・Ｓ １９８６年３月５日発売
   Drums則竹裕之にメンバーチェンジ後のアルバム。「アルバムジャケットがセミヌードで恥ずかしい！」（といってもプールを５人で泳いでいる）、とライブでしきりに言っていました。曲もタイトル通りスポーツシーンに使われそうな曲あり、スローナンバーあり、Ｐｏｐなナンバーありと、１枚で様々なサウンドが楽しめるアルバムだと思います。
   １．Ｌｏｖｅ Ｉｓ Ｍｙ Ｓｉｇｈｔ
   ２．Ｌｏｖｅ Ａｌｌ
   ３．Ｈｉｔ ＆ Ｒｕｎ …By 安藤まさひろ
   ４．Ｌｅａｖｅ Ｍｅ Ａｌｏｎｅ
   ５．Ｏｖｅｒｈｅａｄ Ｋｉｃｋ
   ６．Ｄｒｏｐ Ｇｏｕｌ ･･･By 安藤まさひろ
   ７．宝島（ＴＡＫＡＲＡＪＩＭＡ）･･･By 和泉宏隆
   ８．Ｃａｍｅｌ Ｌａｎｄ
   ９．Ｐａｓｓａｇｅ Ｏｆ Ｃｌｏｕｄｓ
   
3. ＴＲＵＴＨ^＊ １９８７年４月１日発売
   ﾌｼﾞﾃﾚﾋﾞF1ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘ中継のテーマ曲｢TRUTH｣が大ヒット。それ以外にもSpeed感のある曲やSlowﾅﾝﾊﾞｰなど、伊東たけし在籍時のアルバムで私がお勧めするうちの1枚です。このアルバムからBassは須藤満へ。ちなみに当時「TRUTH」のﾋﾞﾃﾞｵｸﾘｯﾌﾟがあり、地方スタジオ(多分山中湖あたり)での録音の様子がなかなか印象的でした。(ＭＴＶで見たのですが、録画出来なかったのが心残り。)
   １．ＧＲＡＮＤ ＰＲＩＸ
   ２．ＣＥＬＥＢＲＡＴＩＯＮ
   ３．ＢＥＡＴ ＩＮ ＢＥＡＴ
   ４．ＵＮＥＸＰＥＣＴＥＤ ＬＯＶＥＲ
   ５．ＴＲＵＴＨ・・・By 安藤まさひろ
   ６．ＢＲＥＥＺＥ ＡＮＤ ＹＯＵ
   ７．ＧＩＡＮＴ ＳＩＤＥ ＳＴＥＰＳ
   ８．ＢＥＣＡＵＳＥ
   ９．ＴＷＩＬＩＧＨＴ ＩＮ ＵＰＰＥＲ ＷＥＳＴ･･･By 和泉宏隆
   
4. ＷＡＶＥ^＊ １９８９年３月２１日発売
   最近では、このアルバムからの曲はライブで演奏されないことが多いです。
   でもお勧めに挙げた理由としては、須藤＆則竹のＤｒｕｍ、Ｂａｓｓがとても気に入っているからです。
   特に「ＤＯＯＢＡ ＷＯＯＢＡ！！」は現在のライブにおけるＤｒｕｍ＆Ｂａｓｓソロと同じ雰囲気が味わえるし、「ＢＩＧＣＩＴＹ」でのバックのＢａｓｓはなかなかのものです。（ＴＲＵＴＨから３作目で、須藤氏の成長ぶりが伺えるものと個人的には思っています。）伊東たけしのＳＡＸ＆リリコンも負けておりません！
   このアルバムからＢａｎｄ名が「ＴｈｅＳＱＵＡＲＥ」から「Ｔ−ＳＱＵＡＲＥ」へ改名されたのでした。（理由はアメリカに同名のバンドが存在していたので）
   １．Ｍｏｒｎｉｎｇ Ｓｔａｒ・・・By 安藤まさひろ
   ２．ＬＯＶＥ ＦＯＲ ＳＰＡＹ・・・By 安藤まさひろ
   ３．ＪＥＡＬＯＳＹ・・・By 安藤まさひろ
   ４．ＹＯＵＲ ＣＨＲＩＳＴＭＡＳ・・・By 安藤まさひろ
   ５．ＲＯＵＴＥ ４０５・・・By 和泉宏隆
   ６．ＤＯＯＢＡ ＷＯＯＢＡ！！　則竹裕之＆須藤満のＤＵＯ
   ７．ＢＩＧ ＣＩＴＹ・・・By 安藤まさひろ
   ８．ＳＴＩＬＬ Ｉ ＬＯＶＥ ＹＯＵ・・・By 安藤まさひろ
   ９．ＨＡＲＤ−ＢＯＩＬＥＤ・・・By 安藤まさひろ
   １０．ＡＲＣＨＡＤＩＡ・・・By 安藤まさひろ
   １１．ＲＡＣＨＡＥＬ・・・By 和泉宏隆
   
5. ライト アップ^＊ １９８３年１１月１２日発売
   ザ・スクエアの１枚目のBest。デビューアルバム「Lucky Summer Lady」から「脚線美の誘惑」までからのセレクト。「ＭＡＧＩＣ」や「Too Young To LOVE」には女性ボーカルやBackボーカルが入っていて、８０年代初期のフュージョンサウンドを示しているようです。個人的には「TOMORROW'S AFFAIR」が好きで、５、６年前のコンサートのアンコールで演奏した時には、大変感動しました。 ９８年の「野音であそぶ」ライブでは、「ＴＥＸＡＳ ＫＩＤ」をこのアルバムバージョンで演奏しました。 現在では廃盤になっている可能性が高いです。
   １．It's MAGIC (From ｢MAGIC｣)
   ２．TOO YOUNG TO LOVE ちょっと不明
   ３．MAKE ME A STAR(From ｢Make Me A Star｣)
   ４．BANANA(From ｢Rockoon｣)
   ５．MIDNIGHT LOVER (From ｢Midnight Lover)
   ６．CHANGE YOUR MIND(From ｢脚線美の誘惑｣)
   ７．TOMORROW'S AFFAIR(From ｢Rockoon｣)
   ８．A FEEL DEEP INSIDE(From ｢Lucky Summer Lady｣)
   ９．MR.COCO'S ONE(From ｢Make Me A Star｣)
   １０．TEXAS KID (From ｢Make Me A Star｣)
   １１．MEMORIES OF ALICE(From ｢脚線美の誘惑｣)
   
6. ＴＨＥ ＳＱＵＡＲＥ ＬＩＶＥ １９８５年８月２５日発売
   サ・スクエア時代の貴重なライブアルバム。１９８５年６月２１日大阪フェスティバルホールと１９８５年６月２４日愛知厚生年金会館でのライブ。メンバーは安藤まさひろ以外は卒業してしまったので、昔のスクエアを知る貴重な音源となってます。(ＳＡＸ＆Ｅｗｌ伊東たけし、キーボード和泉宏隆、ベース田中豊雪、ドラムス長谷部徹)
   このライブ盤はＬＰとＣＤと両方発売されていましたが、ＣＤにはＬＰプラス３曲入っていて、特にＰｒｉｍｅのイントロギターはなかなかの聴かせもの。Ｊａｐａｎｅｓｅ Ｓｏｕｌ Ｂｒｏｔｈｒｅｓは聴いているだけでライブの雰囲気が味わえる…そんなライブアルバムです。（おそらく現在廃盤になっている可能性が高いと思われます。）＊はＣＤのみ収録。
   １．ＯＭＥＮＳ ＯＦ ＬＯＶＥ
   ２．ＭＥＲＹＬＵ ^＊
   ３．ＡＤＥＮＴＵＲＥＳ ＭＥＤＯＬＥＹ
   ＴＲＡＶＥＬＥＲＳ〜ＪＵＢＩＬＥＥ〜ＮＩＧＨＴ ＤＲＥＡＭＥＲ〜ＳＩＳＴＥＲ ＭＡＲＩＡＮ〜ＲＯＤＡＮ
   ４．ＷＥ‘ＬＬ ＮＥＶＥＲ ＨＡＶＥ Ａ ＴＲＯＢＬＥ^＊
   ５．君はハリケーン^＊
   ６．Ｊａｐａｎｅｓｅ Ｓｏｕｌ Ｂｒｏｔｈｒｅｓ
   ７．ＰＲＩＭＥ^＊
   ８．ＩＴ’Ｓ ＭＡＧＩＣ
   ９．ＦＯＧＯＴＴＥＮ ＳＡＧＡ^＊
   
7. Ｒ・Ｅ・Ｓ・Ｏ・Ｒ・Ｔ １９８５年４月１日発売
   ハワイでレコーディングを行ったというアルバム。「ハワイのような海と自然を背景に安らぎを求めたリゾート…。」というコンセプト通り、Ｐｏｐでかつ爽やかな曲調が多いです。海の見える場所でこのアルバムを聞くと最高でしょう！
   「ＯＭＥＮＳ ＯＦ ＬＯＶＥ」「Ｐｒｉｍｅ」はもとより、和泉さんのスローナンバ「ＦＯＧＯＴＴＥＮ ＳＡＧＡ」は、今でも心に残る名曲と思ってます。
   １．ＯＭＥＮＳ ＯＦ ＬＯＶＥ･･･By 和泉宏隆
   ２．ＦＥＥＬ ＡＬＲＩＧＨＴ･･･By 安藤まさひろ
   ３．ＣＨＡＮＣＥＳ･･･ By 安藤まさひろ
   ４．ＳＴＩＭＵＬＡＴＯＲ･･･By 田中豊雪
   ５．ＷＥ‘ＬＬ ＮＥＶＥＲ ＨＡＶＥ Ａ ＴＲＯＵＢＬＥ…By 安藤まさひろ
   ６．ＩＮ ＴＨＥ ＧＲＩＤ･･･ By 安藤まさひろ
   ７．ＭＥＲＴＬＵ…By 和泉宏隆
   ８．Ｐｒｉｍｅ …By 安藤まさひろ
   ９．ＦＯＧＯＴＴＥＮ ＳＡＧＡ･･･By 和泉宏隆
   
8. Ａｄｖｅｎｔｕｒｅｓ １９８４年４月１日発売
   前作「うち水にＲａｉｎｂｏｗ」と聞き比べると、ＰＯＰな部分が少ないものの、徐々に盛り上がっていくイメージの曲が多いです。このアルバムからは、時々でライブ「ＡＬＬ　ＡＢＯＵＴ　ＹＯＵ」「Ｔｒａｖｌｅｒｓ」が演奏され、この曲が演奏されるとライブが一気に盛り上がっていきます。それ以外に初めてシンセドラムを使用した「Ｒｏｍａｎ」や一時ズームイン朝の天気ＧＭに使われたことのある「ＮｉｇｈｔＤｒｅａｍｅｒ」など、アルバムタイトルにふさわしいイメージの曲が盛り込まれています。(アルバムを持っていないので、一部の作曲者が不明です。)
   １．ＡＤＶＥＮＴＵＲＥＳ（Ｐｒｏｌｏｇｕｅ）･･･ By 安藤まさひろ
   ２．ＡＬＬ　ＡＢＯＵＴ　ＹＯＵ･･･ By 安藤まさひろ
   ３．ＮＩＧＨＴ　ＤＲＥＡＭＥＲ･･･ By 安藤まさひろ
   ４．ＳＩＳＴＥＲ　ＭＡＲＩＡＮ
   ５．ＲＯＤＡＮ…By 田中豊雪
   ６．ＪＵＢＩＬＥＥ
   ７．ＣＡＰＥ　ＬＩＧＨＴ…By 和泉宏隆
   ８．ＴＲＡＶＥＬＥＲＳ …By 和泉宏隆
   ９．ＡＤＶＥＮＴＵＲＥＳ（Ｅｐｉｌｏｇｕｅ）･･･ By 安藤まさひろ
   
9. Ｔ−ＳＱＵＡＲＥ ＬＩＶＥ（フューチャリング Ｆ１ ＧＲＡＮＤ ＰＲＩＸ） １９９０年１０月１日発売
   Ｔスクエアに改名してからの初ライブアルバム。１９９０年４月東京厚生年金会館でのライブの一部が収録されています。伊東たけし在団時最後のツアー直前のＳｐｅｃｉａｌライブであり、メンバーの他パーカッション、ホーンセッションが加入しています。（ホーンセッションの１人に本田雅人が入っていたそうで、このライブがきっかけで伊東たけしの後任になったという話もあります。)
   ホーン隊が加入しているだけあって、音の厚みはなかなかのもの。初期の曲が大半ですが、「ＲＡＤＩＯ ＳＴＡＲ」と「ＴＨＵＴＨ」はライブにいるような気分になれるほど、迫力があります。またライブで常に行われているベース＆ドラムＳｏｌｏ「ＤＯＯＢＡ ＷＯＯＢＡ！」が唯一収録されており、須藤、則竹ファンにとっては貴重な音源となることでしょう。
   １．ＳＴＩＦＦ　ＮＡＩＬＳ
   ２．ＭＩＳＳ　ＹＯＵ
   ３．ＷＲＡＰＰＥＤ　ＡＲＯＵＮＤ　ＹＯＵＲ　ＳＯＵＬ
   ４．ＣＯＮＴＲＯＬ
   ５．ＲＡＤＩＯ　ＳＴＡＲ
   ６．ＬＩＣＫＩＮ’　ＩＴ
   ７．ＤＯＯＢＡ ＷＯＯＢＡ！
   ８．脚線美の誘惑
   ９．ＴＨＵＴＨ
   １０．Ａ　ＦＥＥＬ　ＤＥＥＰ　ＩＮＳＩＤＥ
   
10. ＹＥＳ・ＮＯ １９８８年２月２６日発売
    このアルバム頃から、今までのＰＯＰな路線から徐々にスピード＆テクニックへ移っていったような気がします。このアルバムの前作からＤｒｕｍ、Ｂａｓｓが現メンバーである則竹裕之、須藤満に交代しており、この２人よよる曲と演奏が更に進化させていったと思っています。
    もちろん１曲目のＰＯＰなサウンド、中盤のメロウな曲調、ラストのスローナンバーなどここ数作と構成が変わっておりませんが、全体的に肩の力を抜いて聞けるようなアルバムです。このアルバムからも最近ではライブで登場する曲がなくなってしまったようです。
    １．Ｄａｎｓ ｓａ　Ｃｈａｍｂｒｅ
    ２．Ｇｏ　ｆｏｒ　ｉｔ
    ３．Ｍｉｓｓ　Ｙｏｕ
    ４．ＥＬ　Ｍｉｒａｇｅ
    ５．Ｓｈａｄｏｗ
    ６．Ｍｒ．Ｍｅｌｌｏｗ
    ７．Ｋｉｓｓ
    ８．Ｐａｐｉｌｌｏｎ
    ９．Ｃｒｉｓｉｓ
    １０．Ｃａｔｃｈｅｒ　ｉｎ　ｔｈｅ　Ｒｙｅ
    
11. Ｎａｔｕｒａｌ １９９０年４月２１日発売
    このアルバムが伊東たけし第１次在団時最後のものとなりました。
    アルバムタイトルの通り､どこか「自然」な雰囲気が伝わってくる曲が多く､前半の曲は「大自然の中」で聴くにふさわしいもの（いまどきの言葉でいえば”癒し"音楽にもなるようです）、後半は「ごく当たり前の自然」の光景が曲となって描かれているようです。
    このアルバムからは１曲目の「ＣＯＮＴＲＯＬ」、２曲目の「ＤＡＩＳＹ　ＦＩＥＬＤ」、９曲目の「ＲＡＤＩＯ　ＳＴＡＲ」が時々ライブで演奏されています。「ＲＡＤＩＯ　ＳＴＡＲ」では、ＥＷｌの熱の入ったサウンドがライブで常に盛り上げる曲として定着しています。尚、このアルバムの３曲目、６曲目、７曲目については、ＲＵＳＳ　ＦＲＥＥＭＡＮ氏との共作となっています。
    １．ＣＯＮＴＲＯＬ　By 安藤まさひろ
    ２．ＤＡＩＳＹ　ＦＩＥＬＤ　By 安藤まさひろ
    ３．ＷＩＮＤ　ＳＯＮＧ　By 和泉宏隆
    ４．ＷＨＩＴＥ　ＮＡＭＥ　By 和泉宏隆
    ５．ＨＡＰＰＹ　ＳＯＮＧ　By 伊東たけし
    ６．ＳＮＯＷ　ＢＩＲＤ　By 安藤まさひろ
    ７．ＬＡＢＹＲＩＮＴＨ　ＯＦ　ＬＯＶＥ　By 和泉宏隆
    ８．ＵＰ　ＴＯＷＮ　By 伊東たけし
    ９．ＲＡＤＩＯ　ＳＴＡＲ　By 安藤まさひろ
    １０．ＬＡＳＴ　ＲＡＩＮＤＲＯＰＳ　By 安藤まさひろ
    
12. Stars and The moons １９８４年１２月１日発売
    このアルバムではＰＯＰな曲がほとんどなく、どちらかといえば「しっとり聴かせる」曲が中心で、スクエアのＰＯＰなサウンドを方向転換するような内容になっているように思われます。中でも「Ｏｖｅｒｎｉｇｈｔ　Ｓｅｎｓａｔｉｏｎ」は当時ＴＢＳ系「音楽の道はるか」という番組のテーマ曲に使われ、スクエアの名前を少々広めたようでした。
    このアルバムからはコンサートやライブで演奏される曲は少なく、「いとしのうなじ」（ワタシもかつて１度バンドで演奏したことがあります。）や、スローナンバーの「Ｅｎｒａｉ」時々演奏されたことがありました。年１回のオリジナルアルバム発表がこの年だけ２回あったという、それだけに音楽活動に力がこもっていた様子が伺えるかもしれません。
    １．いとしのうなじ…By 久米大作
    ２．Ｍａｙｂｅ　Ｉ’ｍ　Ｗｒｏｎｇ
    ３．Ｃｒｙ　ｆｏｒ　ｔｈｅ　Ｍｏｏｎ
    ４．Ｍｉｓｔｒａｌ
    ５．Ｄｅｓｔｒｉｎａｔｉｏｎ
    ６．Ｏｖｅｒｎｉｇｈｔ　Ｓｅｎｓａｔｉｏｎ
    ７．Ｍｉｓｔ　ｏｆ　Ｔｉｍｅ
    ８．Ｅｎｒａｉ
    
13. Ｆ１　ＧＲＡＮＤ　ＰＲＩＸ １９８９年１０月８日発売
    ザ・スクエアとして、伊東たけし在籍時の３枚目のBest。彼らの代表曲「Ｔｒｕｔｈ」をはじめ、ＰＯＰといえる時代のスクエアの曲が目白押しです。９８年に３枚同時に発売されたＢＥＳＴ盤があるために、現在では廃盤になっている可能性が高いですが、スクエアのＢＥＳＴ盤の選曲としては、ワタシ自身一押しのお気に入りです。
    １．ＧＲＡＮＤ　ＰＲＩＸ(From ｢TRUTH｣)
    ２．ＴＲＵＴＨ(From 「TRUTH｣)
    ３．ＢＲＥＥＳＥ　ＡＮＤ　ＹＯＵ(From ｢TRUTH｣)
    ４．ＩＮ　ＴＨＥ　ＧＲＩＤ(From ｢Ｒ･Ｅ･Ｓ･Ｏ･Ｒ･Ｔ｣)
    ５．ＣＥＬＥＢＲＡＴＩＯＮ(From ｢TRUTH｣)
    ６．ＣＲＩＳＩＳ(From ｢YES､NO.｣)
    ７．ＰＲＩＭＥ(From ｢Ｒ･Ｅ･Ｓ･Ｏ･Ｒ･Ｔ｣)
    ８．ＧＯ　ＦＯＲ　ＩＴ(From ｢YES､NO.｣)
    ９．ＥＬ　ＭＩＲＡＧＥ(From ｢YES､NO.｣)
    １０．ＯＭＥＮＳ　ＯＦ　ＬＯＶＥ(From ｢Ｒ･Ｅ･Ｓ･Ｏ･Ｒ･Ｔ｣)
    
14. ＣＯＬＯＲ　ＰＡＬＥＴＴＥ〜Special Collection〜１９８７年６月２１日発売
    ＴＨＥ ＳＱＵＡＲＥ＆ＦＲＩＥＮＤＳとして出されたアルバムで、「ＳＴＡＲＳ ＡＮＤ ＴＨＥ ＭＯＯＮ」から「Ｓ・Ｐ・Ｏ・Ｒ・Ｔ・Ｓ 」までのベストセレクションです。ＦＲＩＥＮＤＳといっても、当時録音したオリジナルアルバムに参加したミュージシャンのことをまとめて言ったのでは？と思っています。このアルバムの為に新規に録音し直したのではなく、３年間の彼らの代表にしたい曲を集めたものだと思っています。代表曲である「ＴＲＵＴＨ」が出た数ヵ月後のアルバムなので、収録されている曲の中には時々ライブで聴けるものが多いかもしれません。尚、現在では廃盤になっている可能性が高いです。
    １．ＦＥＥＬ ＡＬＲＩＧＨＴ(From ｢Ｒ･Ｅ･Ｓ･Ｏ･Ｒ･Ｔ｣)
    ２．ＳＡＹ ＩＴ ＡＧＡＩＮ(From 安藤まさひろソロアルバム ｢MELODY BOOK｣)
    ３．ＩＮ　ＴＨＥ　ＧＲＩＤ(From ｢Ｒ･Ｅ･Ｓ･Ｏ･Ｒ･Ｔ｣)
    ４．ＨＥＲＬＥＱＵＩＮ(From 安藤まさひろソロアルバム ｢MELODY BOOK｣)
    ５．ＰＲＩＭＥ(From ｢Ｒ･Ｅ･Ｓ･Ｏ･Ｒ･Ｔ｣)
    ６．Ｏｖｅｒｎｉｇｈｔ　Ｓｅｎｓａｔｉｏｎ(From ｢Stars and The moons｣)
    ７．Ｃａｍｅｌ Ｌａｎｄ(From ｢Ｓ･Ｐ･Ｏ･Ｒ･Ｔ･Ｓ｣)
    ８．宝島(From ｢Ｓ･Ｐ･Ｏ･Ｒ･Ｔ･Ｓ｣)
    ９．ＲＥＡＣＨ ＯＵＴ(From 伊東たけしソロアルバム？）
    
15. 　ＴＨＥ ＢＥＳＴ ＯＦ ＴＨＥ ＳＱＵＡＲＥ^＊　１９８５年１１月１２日発売　２００４．２．２記載修正
    ザ・スクエアの２枚目のBest。デビューアルバム「Lucky Summer Lady」から「脚線美の誘惑」までからのセレクトですが、１枚目のベスト盤「ライトアップ」にプラスアルファした選曲になっていると思われます。
    「ＭＡＧＩＣ」や「Too Young To LOVE」には女性ボーカルやBackボーカルが入っていて、８０年代初期のフュージョンサウンドを示しているようです。１枚目のＢｅｓｔ盤と比べて「耳なじみ」となる曲が多いようで、初期のメロウなスクエアのサウンドを親しむにはオススメの１枚です。
    尚、９８年の「野音であそぶ」ライブでは、「ＴＥＸＡＳ ＫＩＤ」をこのアルバムバージョンで演奏しました。
    １．It's MAGIC (From ｢MAGIC｣)
    ２．TOO YOUNG TO LOVE ちょっと不明
    ３．MAKE ME A STAR(From ｢Make Me A Star｣)
    ４．BANANA(From ｢Rockoon｣)
    ５．MIDNIGHT LOVER (From ｢Midnight Lover)
    ６．CHANGE YOUR MIND(From ｢脚線美の誘惑｣)
    ７．TOMORROW'S AFFAIR(From ｢Rockoon｣)
    ８．A FEEL DEEP INSIDE(From ｢Lucky Summer Lady｣)
    ９．MR.COCO'S ONE(From ｢Make Me A Star｣)
    １０．TEXAS KID (From ｢Make Me A Star｣)
    １１．MEMORIES OF ALICE(From ｢脚線美の誘惑｣)
    

つづく