本田雅人ｗｉｔｈＰＯＮＴＡ
ＢＯＸライブ報告
(1999.12.29 at六本木ＰＩＴ−ＩＮＮ)
１０月の「ＣａｒｒｙＯｕｔ」ライブで宣伝したの通り、年末１２月２９日から３１日まで本田雅人が出演するライブが六本木ＰＩＴ−ＩＮＮで行われました。
この日のライブはＰＯＮＴＡ ＢＯＸとの共演で、本田雅人メインのライブが行われるか…と期待したものの、２０００年１月に発売されるＮｅｗアルバム「Illusion」からの曲が中心。メンバー＆楽器の構成からして「Ｊａｚｚを聴いた」という、今までと雰囲気が違ったライブとなりました。
今回の整理番号は６２番。余裕で椅子席に座ることが出来、前から３列目でした。後から後ろを見たところ「立見」も１００人以上出るほどの満杯となりました。
７時開演を１５分ほど遅れて、メンバーと共に本田さんが登場。
この日の本田さんの衣装は、黒のジャケット＆ズボン、青いシャツにエンジの格子模様のネクタイ。髪型は１０月に見たときと、さほど変わっていませんでした。
☆Ｍｅｍｂｅｒｓ
本田 雅人（アルト＆ソプラノＳＡＸ他）
ＰＯＮＴＡ ＢＯＸ
村上“ＰＯＮＴＡ”秀一（Ｄｒｕｍｓ）
佐山 雅弘（Ｋｅｙｂｏａｒｄｓ）
バカボン鈴木（Ｂａｓｓ）
☆この日の曲目及び曲順（曲名は英文字に変更されることがありますので、アルバムを購入次第修正します。）
第一部
1.「Little Finger」（使用楽器はアルトＳＡＸ）
〜ＭＣ〜
2.「トレーラ・アレグレ」（使用楽器はアルトＳＡＸ）
〜ＭＣ〜
3.「リコーダー・ミー」（ジョー・ヘンダーソンの曲、使用楽器はアルトＳＡＸ）
4.「Beauty and Beast」（これも人の曲、使用楽器はソプラノＳＡＸ）
〜ＭＣ〜
5.「Oriental Daybreak」（Ponta Boxの曲、使用楽器はソプラノＳＡＸ）
6. 「Ｊao!!」（笑）（「Chao」のJazz版、使用楽器はアルトＳＡＸ）
第二部（大半の曲の使用楽器がアルトＳＡＸで、１曲のみクラリネットを使っていました。）
1.「ラスト クリア ストリーム」
ＭＣ〜メンバー紹介〜
2.「Illusion」
3.「In My Heart」
〜ＭＣ〜
4.「ボヘミア アフター ダーク」
〜ＭＣ〜
5.「サンドイッチ」（Ponta Boxの曲）
6.「ストラトス」
7.「みんなSwing」
〜アンコール 〜
#1.「ポークダンス」
○あくまでも個人的な感想
私自身Ｊａｚｚ形式のライブを見るのが久々であったと共に、本田さんの「ＪａｚｚとしてのＳＡＸ」を聴いたのは、Ｔスクエア時代を含め初めてだったと思いました。
ということで、ライブ自体手拍子も少なく、「聞かせる」内容そのもの。今回は１月２１日発売の３枚目アルバム「
Illusion」からの曲が大半で、聴く曲が新鮮そのもの。今までの本田さんの曲のイメージとは１８０度変わっていました。
今まで発表した曲の演奏は１曲だけ。「Ｃｈａｏ！」のＪａｚｚアレンジ版として「ＪＡＯ！」（ジャオ！）で、Ｊａｚｚ風になってもかなりノレる仕上がりでした。
その他ＰＯＮＴＡ ＢＯＸの曲と“人の曲”（ＭＣで受けた他のアーティストの曲です）が２曲づつ…と、１９９９年最後に聞いた本田さんのライブとしては大満足でした。
共演の「ＰＯＮＴＡ ＢＯＸ」の方々は本当に凄い。Ｐｏｎｔａさんは時々ＴＶに出ているのである程度知っていましたが、演奏を生でアルバムでは一人で演奏したものを、Ｂａｎｄ形式で演奏するにどうなるのか・・・と期待していたのですが、さすがＢａｃｋの方々！
Ｂａｓｓのバカボン鈴木さんは大半をウッドベースで弾いていました。エレキベース並みの迫力には、脱帽ものでした。やはりＰＯＮＴＡ
ＢＯＸの方々も「本田さんの曲は難しい！」と文句が出るのをこらえながら（？）、演奏をしていました。
ＰＩＴ−ＩＮＮのライブは２部構成で、しかも大半が譜面を見ながらの演奏というスタイル。おまけに、本田さんのＭＣの間にはＰＯＮＴＡ
ＢＯＸのメンバーがタバコを吸っていたという、見る側も演奏する側も緊張感があまり感じられなかった、なごやかな雰囲気でした。
終演は１０時５０分。「もっと聴きたかった！」という心残りを持ちながら、足早に六本木の駅へ向かいました。
余談:１部と２部の間にトイレに行ったのですが、女性トイレに入るために長蛇の列。待っている間に、青木智仁さん（１０月の本田さんライブのＢａｃｋなど本田さんとの共演の多いベージスト）がすーっと男性トイレに入っていきました。青木さんは招待客と見に来ていた様です。ここでは招待客の方々は間近に接近できる可能性が高いようです。運がよければ開演前にすれ違うこともあるようで…。（以前本田さんとＰＩＴ−ＩＮＮの入り口ですれ違ったのが１回！やはり“生”で会うアーティストはいいですね！）