ＣＡＳＩＯＰＥＡ ＶＳ ＴHE ＳＱＵＡＲＥ ＴＯＵＲ ２００３報告
２００３年１１月２２日 ＡT 新宿厚生年金大ホール
日本を代表する２大フュージョンバンドのジョイント、ＣＡＳＩＯＰＥＡ
ＶＳ ＴＨＥ ＳＱＵＡＲＥ
ＴＯＵＲ２００３に行ってきました。ＣＡＳＩＯＰＥＡ
、ＴＨＥ
ＳＱＵＡＲＥ共に今年２００３年はデビュー２５周年ということで、この２大フュージョンバンドの競演の実現になったと思われます。
会場は東京新宿厚生年金大ホール。東京公演の最終日そしてこのツアーの最終日であり、開場後もホールに入るのに大勢並んでいました。客も男性ファン、女性ファン、カップル、子供連れ・・と様々。会場に入ると、見渡す限りほぼ満席でした。
会場の一角では今回のツアーＧｏｏｄｓがしっかりと売られており（Ｔシャツ２種類、長袖Ｔシャツ、タオル、携帯ストラップ２種類、パンフレット)、Ｇｏｏｄｓ売り場は長蛇の列。なんとかパンフレットを購入しました。
開演予定時間から少々遅れて５時４０分。中央のスクリーンにＣＡＳＩＯＰＥＡ、ＴＨＥ ＳＱＵＡＲＥのメンバーが映し出され、短い映像が終わるとステージ上にメンバーが現れ、コンサートが始まりました。
★メンバー
ＣＡＳＩＯＰＥＡ
Ｇｕｉｔｏｒ：野呂 一生
ＫｅｙＢｏａｒｄｓ：向谷 実
Ｂａｓｓ：鳴瀬 善博
サポートドラムス：神保 彰
ＴＨＥ ＳＱＵＡＲＥ
Ｇｕｉｔｏｒ：安藤 まさひろ
Ｓａｘ＆Ｅｗｌ：伊東 たけし
ドラムス：則竹 裕之
ベース：須藤 満
ピアノ：和泉 宏隆
サポートキーボード：河野 啓三
★この日の曲目
CASIOPEA&THE SQUARE
１．OMENS OF LOVE（THE SQUARE）〜LOOKING UP(CASIOPEA)
THE SQUARE （
）内は収録アルバム名
1.CONTROL（Natural)
2.風の少年（ＳＰＩＲＩＴＳ）
ＭＣ(和泉さん) 簡単なメンバー紹介
3.EUROSTAR〜run into the light〜（ＳＰＩＲＩＴＳ）
4.BREEZE AND YOU（ＴＲＵＴＨ）
ＭＣ(伊東さん)
5.CAPE LIGHT（ＡＤＶＥＮＴＵＲＥＳ）
ＭＣ(須藤さん)
6.PRIME(R・E・S・O・R・T)
7.TAKARAJIMA(Ｓ・Ｐ・Ｏ・R・T・Ｓ)
CASIOPEA
1.EYES OF THE MIND
2.TOKIMEKI
3.FREAK JACK
ＭＣ(向谷さん）
4.TROPICOOL
5.IT'S NOT ONLY ONE TIME
6.SPRINTER
7.RARE ONE IN N.Y
ＭＣ(向谷さん）
8.TRANCE EVOLUTION
CASIOPEA vs THE SQUARE
1.KAPIOLANI（ＡＤＶＥＮＴＵＲＥＳ） 安藤まさひろ＆野呂一生のギターＤＵＯ
2.JUSTICE（ＣＡＳＩＯＰＥＡの曲） 安藤まさひろ＆野呂一生のギタープラス神保彰(Dr)
、須藤満（B）、河野啓三(Syn.B)
3.ONCE IN A BLUE MOON（ＣＡＳＩＯＰＥＡの曲） 和泉宏隆＆向谷実のキーボードＤＵＯ
4.MIDNIGHT CIRCLE（NEWS） 和泉宏隆＆向谷実プラス河野啓三(Key)、鳴瀬喜博(B)、則竹裕之(Dr)
5.YUH-JA（Ｂ．Ｃ．Ａ．Ｄ） 途中で則竹ＶＳ神保のＤｒｕｍソロ合戦がありました。他のメンバーは野呂一生(Gt)、和泉宏隆(Pf) 向谷実(Key)、伊東たけし（Ｅｗｌ）、河野啓三(Syn.B)
6.MID MANHATTAN（ＣＡＳＩＯＰＥＡの曲） 伊東たけしのＳＡＸがメイン。他のメンバーは安藤まさひろ(Gt)、向谷実(Key)、和泉宏隆(Pf)
、神保彰(Dr)、則竹裕之(Dr)、河野啓三(Syn.B)
7.ECCENTRIC GAMES（ＣＡＳＩＯＰＥＡの曲） 須藤満＆鳴瀬喜博のベースの対決がメイン。他のメンバーは向谷実(Key)、和泉宏隆(Pf)、神保彰(Dr)、則竹裕之(Dr)
ここから全員でのセッション
8.NAB THAT CHAP!!（ＮＥＷＳ）
9.J.S.B（ＴＨＥ ＳＱＵＡＲＥ）
10.FIGHT MAN（ＣＡＳＩＯＰＥＡの曲）
アンコール これも１０人でのセッション
1.TRUTH（ＴＲＵＴＨ）
2.ASAYAKE（ＣＡＳＩＯＰＥＡの名曲)
3.GET BACK （Ｔｈｅ Ｂｅａｔｌｅｓの名曲）
あくまでも個人的感想：
あっという間の”Ｏｎｅ ＮＩＧＨＴ ＤＲＥＡＭ”でした。
客席は１曲目からスローな曲以外はほぼ総立ち。観客の割合はＴＨＥ ＳＱＵＡＲＥのファンが約７割だったように見えました。
コンサートはＴＨＥ ＳＱＷＡＲＥから和泉さん、ＣＡＳＩＯＰＥＡから向谷さん（「司会屋実」という別名を取るほどＭＣが止まらない･･)の２人がメインＭＣ。最初から観客の笑いを誘い、ジョイントの扉を開いて我々を導いてくれました。
少々ワタシ自身におけるＣＡＳＩＯＰＥＡについての感想&補足を。ワタシ自身、最初にフュージョンを聞いた曲がＣＡＳＩＯＰＥＡの「EYES
OF THE MIND」で、初期のカシオペア(デビューから８５年頃まで）のアルバムを良く聞いていました。その為、初期の曲である「EYES
OF THE MIND」「Looking UP」「MID MANHATTAN」、そしてアンコールの「ASAYAKE」では総立ちの中体全体でリズムを取ってしまいました。
カシオペアのサウンドは、「スピード」「テクニック」がメインと思っています。野呂一生のギター、向谷実のキーボード、鳴瀬喜博のチョッパーベース、神保彰のリズム･･の最強タッグが昔と変わらない「スピード」＆「テクニック」をライブで充分(それ以上)発揮しています。
今回、久々に見たステージは、「スピード」「テクニック」に加えて「メロウ」なサウンドを聞かせてくれました。「スピード」「テクニック」で驚いていたのが「ちょっと一息｣的に、我々を和ませてくれたように思えました。
一方ＴＨＥ SQＵAREですが、今年のツアーの選曲を少し残しながら和泉さん、須藤さん、則竹さんの曲を演奏してました。ここでも河野さんのキーボードがいい音色をサポートし、「Ｐｒｉｍｅ」の先後の部分ではＥＷｌに近い音を出して少々驚いてしまいました。また、久々に「CAPE LIGHT」「Prime」が演奏されたのがちょっと意外（でも嬉しかった）でした。
そして「ＣＡＳＩＯＰＥＡ ＶＳ ＴＨＥ ＳＱＵＡＲＥ」のジョイント&バトル。予想以上に迫力がありました。特に神保さん&則竹さんのドラム合戦、須藤さん＆鳴瀬さんのベースバトルはは見ごたえ充分でした。そして、１０人でのセッション、アンコールの「「ＴＲＵＴＨ」「ＡＳＡＹＡＫＥ」では会場が１つとなって、一緒にサウンドを体で受け止めていた観客が多かったようです。
そんな”Ｏｎｅ ＮＩＧＨＴ ＤＲＥＡＭ”を是非次の機会でもやってほしい、と切に願いながら会場を後にしました。
このライブの様子は、来年３月にＤＶＤとして発売されます。ワタシのつたないレポートより、来年発売されるDVDをご覧になったほうが、また違った感想が出てくるのではないでしょうか？
*尚、本文章内の曲目リストで、「CASIOPEA vs THE SQUARE」演奏の一部曲のメンバー編成について、「実況中継ライヴ・オン」（http://homepage2.nifty.com/live_on/ ）内でのレポートを引用させて頂きました。（記載に関しては、管理人さんから許可を得ております。）