札幌でのジョン・レノンメモリアル
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13thジョン・レノン追悼コンサート報告♪♪
(2002.12.8 札幌共済ホール)


1980年12月8日。ビートルズのメンバーだったジョン・レノンがニューヨークで射殺されました。この日以来、毎年12月8日となるとジョン・レノンを偲ぶコンサートやイベントが全国、いや全世界で行われています。
今までジョン・レノンの追悼コンサート、イベントを東京や埼玉で見てきましたが、今年から住居を札幌に移したことで、札幌でのジョン・レノンメモリアルを見てきました。
会場は札幌駅前の共済ホール(向かいは全日空ホテル)。ダンナの用事の関係で開演数分前に会場に駆け込みました。それでもホール半分ほどの観客で、余裕を持って座ることが出来ました。
コンサートは6時半過ぎに開演。FM NorthWaveで人気のDJタック・ハーシー氏が司会としてコンサートのMCを担当されました。

以下、この日登場したバンドの演奏について簡単に報告します。

 SPIRTS
箭原 顕(やはら けん キーボード&Vocal)さんとバックボーカル8名で「Imagine」を熱唱。オープニングにふさわしく、後半の盛り上がりのコーラスは素晴らしかったです。

 キャバーンクラブバンド
札幌のライブハウス「札幌キャバーン倶楽部」で連日演奏しているメンバーの中から、meijiさん、Abelicさん、青山さん、持丸さんの4人が登場。ビートルズの初期曲を中心に演奏されました。衣装はドラム以外の3名は黒のスーツ。キャバーンでのライブが大きなステージに移ったということで、狭いライブハウスと違った雰囲気でPOWERのある演奏を聞かせてくれました。MCで青山さんが緊張してしゃべっていましたが、あっという間のステージでした。
演奏された曲:Please Please Me,I Feel Fine,All My Loving,No Where Man,She Loves You 〜Long Tall Sally

 Wings札幌南
DJタック・ハーシー氏をメインボーカルとした、ビートルズ後期1968〜70年までの代表曲、及びジョン・レノンの曲が演奏されました。
このコンサートの2日前にFAB FOURというライブハウスで彼らの演奏を聴きましたが、MCでアドリブしながら曲を演奏してしまうほどメンバーの個性が強いと共に、演奏するテクニックが高いとバンドでした。タック・ハーシー氏はボーカルのみならず、ギターのテクニックもなかなかです!
演奏された曲:One After 909,Don’t Let Me Down,Yer Blues〜Come Together,Whatever Gets You Thru The Nightなど

この後小野有五氏(オノ・ヨーコの従弟)がステージに登場。箭原顕さんと5分ほどのトークコーナーがありました。

 アコースティックセッション
ビートルズの曲をキーボート&アコースティックギター2本の構成。メンバーは箭原顕、吉田はじめ、緒方命二。
3人の個性がアコギの音色にマッチしていました。meijiさんのアコギを初めて聞いたのですが、バンドで演奏するスタイルとは180度変わったスタイルにしばらく耳を傾けてしまいました。
演奏された曲:ミッシェル他1曲

 合同セッション〜コーラスセッション(フィナーレへ)
まず合同セッションでは、バンド形態5名に女性コーラス2名。途中からホーンセクション4人が加わりました。ジョンの追悼とともにジョージの追悼ということで、1曲ジョージの曲が演奏されました。
演奏された曲:Starting Over,And Your bird Can Thing,Back In The U.S.S.R,While My Guitor Gently Weeps,Get Back,Octopus’s Garden,Hey Jude

Hey Judeの後半からコーラスメンバー(Kenヴォーカルスクールの生徒約20名)が加わり、そして既に登場したバンド(残念ながらキャバーンクラブバンドは店のステージの都合上欠席)がステージに登場、このコンサートの最高の見せ場となりました。最後にはメンバー&客席が1つとなって歌うなど、ジョンの命日は最後に盛り上がった形でステージがお開きとなりました。
後半の曲:ALL You Need Is Love,Power To The People,Happy Christmas

最後に個人的な感想
「夢をもとう!」。この言葉がコンサートのパンフレットの表紙にオノ・ヨーコさんの言葉として挙げられていました。またタック・ハーシー氏のMCの中で「次の一歩を踏み出す時、力を与えてくれるものがある」というメッセージ。(タック・ハーシーさんのホームページにもこのメッセージが載っています。)
この2つのメッセージが今回の追悼コンサートのテーマ、伝えたいこと、メッセージだったに違いないと思います。

札幌でもジョン・レノン、ビートルズを演奏できる素晴らしいバンドを見ることが出来て、最高のコンサートでした。ジョン・レノンやジョージ・ハリスンを偲ぶというより、観客達に(もちろん演奏する側にも)何かPOWERを与えてくれたような、そんな印象でした。
ジョンの曲、ビートルズの曲にコーラスが入ると更に素晴らしいものになります。来年も観客と演じる側が一体となってジョンが残した曲、メッセージを一緒に言葉に出来るように、またこの札幌の様子があちこちのイベントにも伝えられることが出来るように、ジョンの命日を迎えたい思っています。